ほくろんです。
5日間連続キャンペーンの報告も終わり、気がつけばサマースクールから
2ヶ月。
この間、僕はサマースクールの報告に専心してたわけですが、その間もクラブは実施され、子どもたちはのびのびとTRPGを遊んでいます。
もちろん、キャンペーンに参加したプレイヤーたちもクラブで活躍しています。
今日は小休止ということで、その様子をちょっとだけお伝えします。
まず、
スペディオ。
サマースクールで2回のGMをこなし、すっかり『冒険王道』をものにした彼はその後のクラブでも主導的な立場をとってくれています。
今月はじめに実施されたクラブでは、プレイヤーとして
初心者GMを質問攻めにするという一見
厳しい……しかし、的確なサポートをしてくれました。
彼は初心者GMの説明不足を補い、セッションに必要な情報を上手く引き出してくれたのです。
まさに細かいところに気がつく彼らしいフォローの仕方です。
続いて
バスター。
罠を探させたら
そのダイス目に狂いは無い、理想的なシーフだった彼ですが、キャンペーン後半からは
ロールプレイ力をメキメキと伸ばしました。
先日のクラブでは、
GM(ほくろん):早朝、みなさんは村長さんに呼ばれます。行く?
一同:行きまーす。
バスター:僕はね、寝坊しているから最初はいない!(笑)
GM:はいはい。じゃあバスター以外の3人が集会所に集まると、村長さんが言います。「バスターがおらんが、まあ先に話を始めよう。実はな……」
バスター:「ごめんなさーい! 寝坊しましたー!」といって入ってくる。がしゃーん!
GM:おい、何を壊した?
バスター:扉!(爆笑)
キャラクター表現で笑いを取ることに挑戦中の様子。
ま、
進行の邪魔にならない程度にやりなさい(笑)
そして
ゼロ。
彼は今年からTRPGクラブに参加してくれているのですが、
初回で配布したルールブックを2回目までに全て頭に入れて来たという天才肌のゲーマー。
サマースクール初日でも
火の魔法に対して水をかけるというアイディアマンっぷりをみせていましたが、ときにアイディアが先攻してしまい、目的を見失うことがありました。
夏休みがあけてみると、ずいぶん
プレイスタイルが落ち着いたようで、状況に応じて自分の発想をコントロールするすべを身に付けたみたいです。
残念ながら全員のその後は追えていませんが、2時間×5日間、という超高密度のキャンペーンで、TRPGのプレイングテクニックは大変磨かれたようです。
また、彼らの変化は能力面だけではありません。
実は5日目のセッション終了後、こんな話がありました。
ほくろん:お疲れさまー
スペディオ:ねえ。
ほくろん:なに?
スペディオ:このメンバーでもっと遊びたい!
デニス:やりたいやりたい!
ゼロ:やりたいけど、クラブでは中級は使えないでしょ?
スペディオ:クラブ以外で遊べないかな?
5日間の冒険は、彼らに固い絆を結んでくれたみたいです。
もちろん得たものがあったのは、彼らだけではありません。
僕自身も、彼らのプレイ中の発言に感心し、意外な戦略的工夫に驚き、楽しませてもらいました。
そして『冒険王道』中級ルールのテストとして、貴重な経験をさせてもらいました。
さあ、その
中級。
新ルール、新データ、そして世界観。
キャンペーンレポートの中でも断片的にお伝えしてきました。
子どもたちが扱える量を見極めつつ、ちょっと溢れ出すぐらいに贅沢に用意しております。
それがどんな形でまとまっているのか、ぜひ皆さんにも見ていただきたい!
公開は…… ……
もうちょっとかかります! えーっ……
本来は
サマースクール報告終了と同時に公開のつもりで作ってましたし、そのつもりでレポート中にルール紹介もしてたんですが……
本当に申し訳ないです。もうちょっと時間を頂いて、ベータ版といえる状態にして公開したいと思います。
いつぐらいかなぁ。
年内かなぁ……。
あ、次回予告。
次回はサマースクールの番外編、初心者向けセッションでおこった事件をご紹介したいと思います。
それはもう教科書に載るぐらいのプレイングミス。
子どもたちの天真爛漫なプレイをお楽しみに。
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