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国府小学校#2 はじまる……か?

国府小学校#2、報告の第2弾。
果たして、子どもたちは簡単セッションまでたどり着けるのか!?


国府2-1

「大丈夫かよー」



枯葉君が武器カードを取りに帰っている、その間。
職員室で進行の確認をしながら、貸し出し用のコマの準備などする紙魚さん・ほくろんさん。
時計はもうすぐ14時になろうとしています。

クラブの開始は14時15分。

「うーん、とにかく会場だけ整えてしまおう」と、2人だけで先に図書室に向かうことにしました。枯葉君には図書室に来るよう、伝えます。
(ちなみに連絡は全て携帯のメールですが、小学校内ということもあって隠れてコソコソやってます・笑)



図書室ではすでに子どもたちが待っていました。
嬉しそうにファイルとキャラクターシートを広げている姿を見て、満ち足りた気分。


国府2-3

よし、キャラシー確認すっぞ。


……だったのですが、ファイルを取り出していない子がいるのを発見。
近づいて声を掛けてみます。

ほくろん:待ってる時間にさ、キャラシー出して準備してようぜ。
子ども:あの。
ほくろん:どうした?
子ども:ファイルとキャラシー、忘れました……



君もかーっ!(笑)

急いで確認したところ、18人中2人がキャラシーを忘れたということが発覚(笑)
うーむ、こういうところも小学生って感じ。そりゃ忘れ物もするよな。
こちらも予測不足・準備不足を反省しつつ、ほくろんが職員室までコピーに向かいます。
廊下は競歩で(走っちゃダメですから!)。

キャラシーのコピーをつかんで戻ってきたほくろんは休み時間のうちにキャラクターの「再現」を子どもたちと試みます。あ、今回はコピーだからカードスリーブは無しね。ごめんね。

ちょうどそのころ、武器カードを持った枯葉さんも合流。

時間は14時15分、ぎりぎりクラブ開始には間に合いました。



授業開始の挨拶に続いて、さっそく「武器カード」の説明が始まります。
最初は武器の紹介から。職業ごとにテーブルに分かれて座り、それぞれでスタッフが武器の紹介をします。

つづいて今回の目玉、「どんなキャラクターにしたいか、考えてみよう!」の時間。

国府2-2

紙魚:例えば、筋肉ムキムキのファイターはどんな武器を持つかな?
子どもたち:「おのー」「やりー」
紙魚:うん。じゃあ、こっちのすばやく動くファイターは?
子どもたち:「けんー」
紙魚:こんな風に、「どの武器を持つか」でキャラクターのイメージが決まりますね。どんなキャラクターにしたいか、イメージをしてから武器を選んでみましょう。



こうして武器カード選びは進み、クラブ残り時間は25分。
ついに簡単セッションが始まります……!


というところで続きは次回。明日、更新(したいな)です!
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コメント

[C22] そういえば中級って

ちょっと「武器選びを残すのみ」ならば、リストを見せて選んでもらえば良いと思いましたが
まずは子供たちに色々想像してもらう為に何も見せないのですね。納得。

それで中級で増える新しい武器と職業って何なのでしょう。
戦士・盗賊・魔法使いは子供たちと相談して決まった職業でしたが。

TRPG定番のモノは沢山有りますが、授業として行われている事を見ると
このブログを見ているだけでも別の角度からの発見があって面白く楽しみなのですけれど。w

[C24] Re: そういえば中級って

白い北風様

> それで中級で増える新しい武器と職業って何なのでしょう。

 武器については、ちょうど良いタイミングでしたのでエントリーにさせていただきました。

> 戦士・盗賊・魔法使いは子供たちと相談して決まった職業でしたが。

 現在の職業は「ダンジョンアタックの基本」3つとなっています。
 (これらの職業を決めるのも、こちらで決め打ちした上で子どもたちからのアイディアをまとめた……という感じでした。ルールブックの構成などの問題もありまして。)

 「中級ルールブック」のテーマは「成長と旅」でして、「単発ダンジョンアタックの初級」に対して「ダンジョン間を移動しつつ、キャンペーン」というセッションを考えています。
 そのため、例えば「狩人」のように荒野・森林などで活躍できる職業を追加すること、及び世界観(世界の土地・都市や信仰体系など)の説明にあわせて「神官」などを追加しようかなーという予定です。
 シナリオのフィールドが広がるのにあわせて対応するクラスが増える、という感じですね。

 
> TRPG定番のモノは沢山有りますが、授業として行われている事を見ると
> このブログを見ているだけでも別の角度からの発見があって面白く楽しみなのですけれど。w

 ありがとうございます! 見ていただいている方にも楽しんでいただけると、報告も途切れないようにと頑張れます(笑)
 現場でも、「自分たちでTRPGを遊んでいるだけでは気づけない、TRPGの面白さ」を発見することが出来ます。そういう部分も紹介していきますね。
  • 2010-06-07 13:21
  • ほくろん
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プロフィール

ほくろん

Author:ほくろん
愛知県内にて青少年育成の指導者・アドバイザーをしつつ、TRPGやボードゲームの作成・普及啓発を行っております。

今となっては遠く離れ、それぞれに凝固している教育とあそびを、少しずつ暖めながら融和させていきます。

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登録名は『冒険王道』の著者名です。
(あくまで個人アカウントですので、ご承知置きください)