シナリオ準備も無事に終わり、牛久保小学校へ向かった2人。
つつがなくクラブは始まり、卓分けが行われます。
今回のほくろん卓は次の4人。
ウォリーズ(ファイター)
ルイス(シーフ)
レイチ(ウィザード)
スラりん(ファイター)
スラりん。
頭がスライムになっている人間の絵はやめなさい。しかも年齢欄には「天・才」と書かれています。
この子は……言ってやらねばならん……
GM:……なあ、その顔で良いのか?
スラりん:良いの良いの。
GM:ほんとに?
スラりん:良いよ。
GM:でもそんな人間いるはず無いよな。モンスターとして退治されちゃっても良いんだな?
スラりん:……良いよー。
GM:(意地張ってやがるな……小声で)あのな。笑いを取るのは大切なことだけど、フザけるのとは違うぞ。
と、きつーい一言(笑)
実は彼は6年生で、前年度TRPGクラブにも参加していました。つまり人間のキャラクターを作るべきところで、確信犯的にフザけに走っていると判断できます。(あれ、前にも似たようなことを書いたような気が……)
また彼は性格的にも「フザけ出したら止まらない」タイプ。これは早めに釘を刺しておくのが良し! と思ったわけです。
これも既出ですが、そもそも「キャラクターを作る」と聞いて、「当然人間を作るだろう」というのは大人が常識を持ち込んで判断しているにすぎません。彼らがそれまでに触れてきたゲームによっては、「モンスター」であるほうが自然に思えるということもあります。
(それ以前に、キャラクターを1つの統合された存在として認識する、というスタイル自体が我々が期待しているにすぎない常識だとも思います。言い換えると、彼らは「変なキャラを作って遊んでいる」というよりも、「ひとつひとつの設定と戯れている → キャラクターを全人格的にはとらえていない」ようにも見えます。)
と、補足をしておいてなんですが、スラりんの場合は経験者であることと彼の性格から「おフザけが過ぎた」パターンと判断し、彼も共有しているはずの「常識」に引き戻しました(コレが効いたのか、セッション中は持ち前の発言力を良い方に発揮してくれました。もちろん、そういう時のフォロー=「おお、良いアイディア言うじゃん!」の一言も忘れません)。本来は子どもたちの行動すべてを「フザけ」「破天荒」「アンチルール」と捉えられるわけではない、ということでひとつ。さて、気を取り直してセッションの開始です。
まずは自己紹介を順番にしてもらいましょう。
こういうところから、「一緒に遊ぶ仲間を大切にしよう」という意識を持ってもらえれば、と思います。
ルイス:シーフのルイスです。冒険の目的はお宝を探すことです。
GM:(お、何も言ってないのに目的を自己紹介したね。良いぞ良いぞ。)次は?
ウォリーズ:ファイターのウォリーズです。冒険の目的はお宝集めです。
GM:(ファイターなのに、シーフ向けの「目的表」から選んだんだな。まあ良いだろう)次ー。
レイチ:ウィザードのレイチです。冒険の目的は金です。
GM:(6年生……しっかりものというかなんというか。)最後。
スラりん:ファイターのベジータです。
誰だお前はっ!?(笑)
イラスト欄にはばっちりベジータが書いてあります。どうやらキャラクターの絵を書き直してて、自然にベジータになってしまったみたい。そう、あのベジータです。
むぅ……まあ、スラりんよりは良いか……人間だしな……(いや、ナメック星人だっけ……?)
……
ということで、今回は
ウォリーズ(ファイター)
ルイス(シーフ)
レイチ(ウィザード)
ベジータ(ファイター)
の4人の冒険となりました。
さて、大丈夫なんでしょうか(笑)
それにしてもなぜベジータ……
スポンサーサイト
- http://dice4kids.blog57.fc2.com/tb.php/21-1af295fa
トラックバック
ファンタジーでは定番なので拒否できない気がします。
巨人・獣人・鬼などなどと来れば、私はお手上げです。