すみません、ちょっと開いちゃいました……ほくろんです。
前回までの流れ、「覚えてないぞ!」っていう方のために要約すると、
怪しい洞窟があるぞ → 見張りのモンスターにバレた!
→ 逃げろ!
→ どこに? →
洞窟の中に!というかんじ。
「飛んで火にいる夏の虫」状態です。
GM:洞窟の中は暗いけど、奥の方から明かりが漏れているよ。
ベジータ:罠調べて罠!
ルイス:じゃあ、罠を……
GM:そういって立ち止まったあなたに、後ろからゴブリンが迫ってきます! 「モガもが!」
レイチ:ダメだーっ! 進め進めー!(笑)
うーむ、「音を立てる」とか「明かりを付ける」とか考えていた「オーガが目覚める条件」ですが、思いっきり振り切ってます。
まあ、確かにこうなってしまうと難しい状況です。大人的に考えるなら
ゴブリンをベジータ(ファイター)が足止め → ルイスが弓で攻撃
洞窟の中をウォリーズ(ファイター)とレイチ(ウィザード)が警戒
……というのが良いような気がしますが、そこまで指導しちゃうのもアレなので……
ここはピンチに追い込んでしまえ!
GM:では、皆さんが逃げてきたのは洞窟の奥、少し広がった空間。そこには帽子をかぶった一人の男性と、動く骨、そして大きな怪物が待ち構えています!
レイチ:やべーっ!
GM:「ずいぶんと騒々しい奴らだな。何をしにきた?」
レイチ:「金を出せ!」(笑)
ベジータ:そうじゃないだろ!(笑)
GM:(いや、言いたいことは分かるが……)
ウォリーズ:荷物ってある?
GM:(それそれ!)部屋の隅っこに置いてある。「ほう、これを取り戻しにきたのか?」
レイチ:「そうだ!」
GM:「簡単に取り戻せると思うな!」
ということで、戦闘開始。マップに駒を置いていきますが、もちろんパーティーの後方にはゴブリンが。
「オーガ起きてる」&「見張りとも同時に戦う」という
最難関のシチュエーションとなったわけです。
○ 第1ラウンド まずはゴブリンから倒そう! という話になり、ゴブリンを集中攻撃。
(おや、意外に戦略的……)とGMが感心している隙に、ゴブリンは倒されてしまいます。
しかし、無傷の残り3体からぼこぼこにやられるメンバー。特にルイス(シーフ)がオーガ(力自慢)に殴られ、HPが半分近くまで減ってしまいます。
○ 第2ラウンド 残りの敵は前衛のオーガ、後衛のスケルトン&悪魔導士という布陣。
2ターン目は相談する間もなく、個々が気になる相手に攻撃をし始めるのですが……
ルイス:ヤバいよー、HP半分しか無い。怖いなー。
ベジータ:じゃあ俺がルイスとオーガの間に入る! そうすれば攻撃されないでしょ?
おお、
ベジータのファインプレイ! 開始前の不安が嘘のようだね。えらいぞ。
その心意気に免じて、オーガはベジータを攻撃。悪魔導士とスケルトンはそれぞれに標的を定めて攻撃を続けます。
(実は戦闘不能にならないように、攻撃対象を分散しているのはヒミツ。)
○ 第3ラウンド さすがにHPが減ってくると危機感が出てくる子どもたち。危機感が出てくれば、慎重にもなるものです。
先にオーガを倒そうと決めたメンバーは、集中攻撃を始めます。
レイチ:じゃあ俺が拾った石が火に包まれて、オーガの右目にあたる!
GM:おお、かっこいいじゃん。攻撃に成功したら、だけどな!
レイチ:そうだった(笑) (ころころ)魔法攻撃は、達成値15!
GM(オーガ):では、その石がオーガの目に直撃! 「ぐおおぉぉ」と目を押さえてうずくまるオーガ!
しかしあと一歩、というところでオーガが倒しきれない!
○ 第4ラウンドベジータ:オーガ倒すぜ! 俺に倒させてくれ!
ウォリーズ:ちょっと待って。剣の攻撃ってオーガにはあんまり効いてない気がする。
レイチ:じゃあ俺が先にオーガ倒す!
ベジータ:えー、攻撃したーい。
GM:(助け舟を出すか……)ベジータはさ、オーガが倒れてから後ろにいる魔法使いを攻撃したら?
ルイス:魔法使い、剣に弱そう。弓もあたってた。
ベジータ:分かった! じゃあレイチ頼む!
レイチ:よし、次は左目だー!
ということで、レイチの攻撃でオーガは戦闘不能に。
そのままパーティーは後衛組に攻撃を始めると、さすがに耐久力の低い悪魔導士はあっという間に倒されてしまい……
と、ここで
チャイム。
頑張ったパーティーたちも、
最強のゴールデンルールには勝てませんでしたとさ……
……となるのもかわいそうなので、マッハで依頼クリアのシーンを演出して今回も「成功」にチェック。
成功報酬を受け取ってレイチも嬉しそうです。
ということで、結果としてこちらの用意したダンジョンアタックはほとんど
ぶっちぎられてしまい、パワープレイで解決をした今回。
危機感のある戦闘をとおして、戦略の大切さと楽しさを味わってもらえた……かな? と思います。
さあ、次回の牛久保小学校#4は……ついにシナリオ作りに突入します!
子どもたちの考えるシナリオが
どれほどのものか、お楽しみに……!
ところで……
「オーガには剣の攻撃があたりにくい」というウォリーズの発言、実は見事にシステムの勘所をつかんでいます。
その辺の話を次回の更新時にしようかな~、と思いつつ、今日はこれで。
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子供の頃っていえば自由帳に迷路を書き連ねてた日々だったからなぁ…
牛久保小の子…ってか平成っ子にもちゃんと受け継がれてるのかなぁーと楽しみにしたり。