いやー油断をするとやはり時間が空いてしまいます。
ほくろんです。
さて、1週間ほど続きました「子どもたちのダンジョン作り」シリーズ。
主に作っている最中の様子を紹介しましたが、実はダンジョン作成の「きっかけ作り」に工夫しているポイントがあります。
それが「ダンジョン作成シート」。
さっそくですがそれを使っている様子を見ていただくと……

見えますでしょうか、彼の手が”□”にチェックをしていますね。
このように、「問答形式」でクエスチョンに答えることでダンジョンを作り始めやすくなっています。
では質問項目を具体的に見てみると……

このように、たとえば「扉」について「開け方」「素材」「鍵の有無」などを問いかけるようになっています。
このシートの目的・その1は、「どんな風にダンジョンを考えればいいか?」ということ。
初めてダンジョンを作るようなとき、「何から考えていいか分からない……」という子もいると思います。
そこで、「扉はどんなの?」「どんな建物なの?」と僕らが問いかける代わりに、このようにシートで選んでもらっています。
そしてその2、「セッション中にしゃべることが明確になるように」という目的もあります。
たとえばダンジョンをプレイヤーに伝えるとき、「そこにダンジョンがあるよ」と、簡潔すぎる言い方をしてしまう子がけっこういます。「自分の頭では分かっている」イメージのうち、「どの部分を」口にする必要があるのか……ということを想定する前に、早く自分のダンジョンを始めたくてうずうずしているみたいです。
しかし、それではプレイヤーが何をしていいのか(あるいは、今の場面に何ができるのか)を思いつくこともできません。
プレイヤーがそのダンジョンを思い描き、行動宣言をしやすくするために何を伝えればいいのか……ということが、このシートを見ながらしゃべることで自然と分かるように……それが、2つ目の目的です。
目的その1については、前回の牛久保小学校での様子からある程度はクリアされていたと考えています(シートの使い方が分かりにくかったかな、と反省……)。
目的その2については、明日の牛久保小学校でのセッション、つまり「ついに子どもたちがGMをやる!」という場面で見えてくるかな~と思います。
さて、牛久保小学校#5もついに明日に……
となる前に、実は今日の15時から(つまりあと1時間ぐらい)で国府小学校のクラブが始まります。
なんと2日連続のクラブ実践。
うーん記事にする順番をどうしよう……
では!
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ランダムチャートとかでシナリオをすすめるタイプのものも便利ですが、こういった地力を鍛えるタイプのGMお助け装置ってなかなかない気がします。