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国府小学校#1 TRPGとは?

昨日は国府小学校の第一回目でした。


(えー。昨日書けよー。)

ようす3


無事に完成したルールブック(というかルールファイル)を抱えて現場に向かうのは3名。
当校教員の大先生と、僕と友人。今年のスタッフはこれだけです。
対する子どもたちは18名。3卓たてるとちょっとプレイヤーが多いな……という感じ。

なにはともあれ打ち合わせののち、5時間目(14:00~)のクラブが始まります。

最初にTRPGとは何かを説明。続いて簡単プレイを実演します。

こくばんぷれい

「皆さんは森の中を歩き、ある小屋に到着しました……」

とGM役の先生がお話しされるのに続き、残りのスタッフがプレイヤー役をしてみせます。

GM :小屋の前にはゴブリンがいます。
PL1:ゴブリンはどんな様子?
GM :見張りをしているようですが、槍にもたれかかってぼーっとしている様子。
    というように、プレイヤーが質問をしてGMが説明をします。


続いて、子どもたちに「ここで何をするか?」を問いかけます。
すると返ってくるのが、

  • ゴブリンを倒す

  • 小屋に入る


など、ひじょーにわかりやすいものばかり……
すかさず指導者から「今持っているもの」を説明すると、「ブロードソードで攻撃するためにはまず近づかなければいけない……」ということに気づいてくれるようです。

話を進めるうちに、子どもたちからも創意工夫を感じる答えが出てきます。
それに対して、「じゃあどうなるか?」を説明していく先生。


敵を引き寄せてロープで縛る!
→ 引き寄せようとしたら悲鳴をあげられる! 小屋の中からモンスターがー……

小屋の後ろに回り、屋根に登って後ろからゴブリンを攻撃する!
→ 後ろに回ると裏口が見つかり……


こうして、TRPGという遊びは「行動宣言と結果」によって成り立つこと、結果は「いつも思い通りとは限らない」ことを説明。

続いて、キャラメイク……に入るんですが、それは次の機会に。
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コメント

[C191] 想像力のスイッチ

大人でも「誰が?」「いつ?」「どこで?」「誰を?」「何を使って?」「どうやって?」という具体性に欠けていたりするので、こうやって想像力のスイッチを覚醒させるのは大事ですよね…。

自分はGMとしてプレイヤーに状況を詳しく伝えられるような情景描写能力を養わないといけないなー、と思いますorz

[C194] Re: 想像力のスイッチ

> 大人でも「誰が?」「いつ?」「どこで?」「誰を?」「何を使って?」「どうやって?」という具体性に欠けていたりするので、こうやって想像力のスイッチを覚醒させるのは大事ですよね…。

 大人になると言葉で共有されていないことも「常識的に」推定して参加してくれるのですが、
 子どもだと能力・性格による推定の差が大きかったり、
 自分に有利なように無理やり解釈しようとしちゃったり……
 だからこそ気を使って宣言していってもらわなければいけないのが難しい反面、
 子どもたちにとってはいい意識のストレッチになるかなぁ……と思います。

  • 2014-04-04 20:00
  • ほくろん
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プロフィール

ほくろん

Author:ほくろん
愛知県内にて青少年育成の指導者・アドバイザーをしつつ、TRPGやボードゲームの作成・普及啓発を行っております。

今となっては遠く離れ、それぞれに凝固している教育とあそびを、少しずつ暖めながら融和させていきます。

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