ここには5体の「チビお化け」と1体の「ボスお化け」が潜んでいます。ほくろん:時刻は夜。もちろん中は暗く、物音ひとつしません。
扉に罠……!ほくろん:じゃあどこにお化けが隠れていると思う?
子ども1:机の下は?
子ども2:なべの中! なべの中!
子ども3:待て! 今あけた扉の影にいるに違いない!
こんな様子で1匹目のお化けを発見。(ほんとはここにはいない予定だったけど、つい「扉に罠!」に反応してしまって……)ほくろん:お、じゃあ扉の影を探すなら……じゃーん! ここでさいころを使います。
子ども :おおーっ!
ほくろん:さいころを2つ、振ってみてくれる? 足して「5」なら成功だ。
子ども3:(ころころ)9!
ほくろん:じゃあ、扉の影からお皿が飛んできたけど、それをキャッチ!
お皿にお化けが取り付いていたみたいだ。
子ども3:よっしゃー!
先生の机に近づいた、その瞬間!子ども1:のこりは1体?
ほくろん:そう。大きなボスお化けがどこかに隠れているはずだ。
子ども2:調べてないところは……
子ども4:あ! 先生の机!
ほくろん:バン! と大きな音がして、机の板(注:家庭科室の机に備え付けられている水道の蛇口を覆っているあの板)が跳ね上がる! そこから2~3mはあるかという大きな水の塊が飛び出してくる。ボスお化けだ!
物を投げるのは変わらないんだな……。ほくろん:時計回りにやろう。1君、君ならお化けを退治するのにどうする?
子ども1:机を投げる!
ほくろん:(ス、ストレートだな……)ダメージを与えるのか。なるほどね。
子ども6:でも家庭科室の机って固定されてるよね!
子ども1:しまった! じゃあイス投げる!
という簡易戦闘ルールをその場ででっち上げ、戦闘の始まり。ほくろん:じゃあさいころ2つを振ってみて、7かそれより大きければお化けに攻撃成功。
子ども3:低かったら?
ほくろん:失敗……どころか、反撃されてしまいます。2点のダメージ。みんなは、ダメージが10点になると、怖くて逃げ出してしまいます。
ということで、今回の隠れた狙い、「子どもたちはお化けを退治するのにどんな行動をするか?」の意見収集開始です。ほくろん:みんな、今みたいに「どうやってお化けを退治するか?」を教えてね。ただし! 前の人が言ったアイディアはもう使えないから、新しく考えるように!
うーん、多彩……ビンタする
消火器をつかう
塩を投げる
お経を唱える
スリッパでたたく
ガスコンロの火をつける
明かりをつける
図鑑で弱点を調べる
悪口を言う
部屋から追い出す
はなくそをつける
本番ではどんなルールになるのか楽しみです。個人的には、理科室には鮒幽霊(解剖された鮒の怨念が集まったもの)とかいてほしいなぁ…なーんて。もちろん、斬る武器に弱いんですよ。包丁とか見せたら、戦意喪失とか。