4年生学習室に乗り込んだメンバーたちを待っていたのは、黒いモヤのようなお化け。
その正体は、
掃除されなかったホコリたちの怨念だったのです!
ここから戦闘のはじまり。
子どもたちは「たたく」と「おどかす」のどちらかを選び、ボスを攻撃します。
子ども1:ボール投げるぞー! 「たたく」!
子ども5:君はさっきボール投げたでしょ!
子ども1:僕はサッカーボールも野球のボールも持っているのだ!
ほくろん:(あ、ホントに両方キャラシーに貼ってある……)
なんてやり取りがあったり、
子ども3:竹刀で「たたく」! でやーっ!
なんて
台詞っぽいものが飛び出したり、といった様子。
「おどかす」組もなかなかのもので、
子ども4:鏡でおどかす!
ほくろん:鏡で? どうやって?
子ども4:相手に見せる! 「おまえの正体は、ホコリだー!」(爆笑)
ほくろん:良いねぇ。サイコロ振ってみようか。
子ども4:(ころころ)あーっ! 足しても6しかないーっ!
ほくろん:じゃあね、それは失敗。「そんなもの、分かっておるわーっ!」(笑)
他にも「楽器で大きな音を出しておどかす」とか、「理科のモーターカー工作キットのスイッチを入れておどかす」なんてのもありました。
「モーターカー工作」……? と思われるでしょうが、実はこの日、なぜかクラブの部屋にはどこかのクラスのモーターカーがまとめて置かれていたのでした。
(
こういうやつですね。こんなに多機能じゃなかったですが……)。
戦闘も終盤になってきますと、ゲーマーとしては相手の残りHPが気になるところ。
ということで、ここで役割カードの出番です。

子ども3:もう「たたく」は十分じゃない?
子ども1:俺、「お化けルーペ」使おうかな?
子ども6:使って使って!
と相手のHPを確認。
「たたくのHPがたくさん残ってるから……」なんて相談しながら、わいわいと戦闘は進みます。
進みます……なんて悠長に言っていると、あっという間に戦闘は終了。
今回のシステムは「プレイヤーの判定」だけで進むので、やっぱり進行はスムーズです。
(時間が限られるクラブにはちょうど良いけど、ちょっと単調かも……?
チビお化けの参戦で多人数バトルにするとゲームとしては面白いんですが、いかんせんネックは時間ですねぇ)
ひといきついたメンバーは、チビお化け探しを始めます。
……と、戦闘を最初にしたおかげか、意見を言いやすい雰囲気になってるみたい。
1体目のチビお化けはあっという間に見つかってしまいました。
しかし! 続く2体目がなかなか見つからない。
ということでここでも役割カードが登場……

……となるとスムーズですが、なかなか子どもたちが言い出してくれません。
助け舟でも出そうかな? と思っていた矢先のこと。
子ども2:ねえ、「携帯電話」でチビお化けの居場所を調べたい。
ほくろん:うーん、どうやって調べようねぇ。
子ども5:友達に連絡してうわさを聞くんだ!
社会系の情報収集か! ……それを判定する能力値ないっす。
ほくろん:じゃあ、知性で判定してみて。
子ども2:(ころころ)12!
ほくろん:(た、高い……)うわさによると、ゴミ箱の周りで怪しい影を見たとか。
子ども1:ゴミ箱だーっ! 開けてみる!
ほくろん:体力で判定してみよう。
しかし、彼の判定はあえなく失敗。
子ども3:じゃあさ、僕が楽器を鳴らしてみたら驚いて飛び出して来ないかな?
子ども5:それ良い! 頼んだ!
ほくろん:じゃあ、「感覚」で判定だ!
子ども3:(ころころ)10!
ほくろん:ゴミ箱の中から「ゴン」と音がした。驚いたチビお化けがゴミ箱のフタにぶつかった音だ(笑)
チビお化けはぴゅぴゅーっと逃げ出そうとしますが……
ここで、ある事に気づいた子がひとり。
コレですね。

子ども5:あ! 「お化けカゴ」でチビお化け捕まえる! そうしたら成績がもらえるんだって!
ほくろん:オッケー!
ここでクラブも残り5分。
「今回のチビお化けは2体でした~」と発表して、教室の探索は終わりに。
これで校長室に戻り、結果の報告です。
ほくろん:(校長先生)おお、無事にお化けは退治できたか?
子ども5:捕まえましたー!
ほくろん:よしよし。じゃあ全員に成績「+1」をあげよう。

(あ、彼は別の卓の参加者だったんで+2です)
経験点……というわけでもないんですが、セッションを終えた証としてたまっていくわけです。
これで、今回のセッションはおしまいです
今回の依頼はいわば「モンスター退治」。それによって大きく行動指針が変わるようなものではありませんでした。
ただ「依頼」「解決」という流れは子どもたちにも感じてもらえたかな? と思います。
次回はもっと複雑な依頼を……と言いたいところですが、そうなるかどうかはまだ未知数。
なぜなら次回は子どもたちのシナリオ作りの回、それからは、子どもたち自身がGMに挑戦するからです。
では!
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