あ、その話の途中だったね。デニス:じゃあ俺から入るー!
ゼロ:いや俺が先に入る!
とにかく自分の役割がほしいデニス。ゼロ:だって防御が高いほうが前でしょ?
デニス:俺のほうがHPは高いもん!
GM:どうするのー?
バスター:あの、僕が先に行って罠を調べるのは?
ゼロ:そっか、確かに罠を調べてから行ってもらったほうがいいね。
デニス:じゃあ俺も調べる!
ゼロ:だからお前は感覚が低いだろ!(笑)
デニス:ううーん。じゃあ俺は入り口に残って、外からモンスターが来るのを警戒している!
でました緑色。今のところ僕にも正体は不明です。GM:こんな感じ。この穴は向こうをのぞけるぐらいのサイズね。
デニス:その穴から向こうに行く!
GM:行けないって!(笑) どうする?
バスター:向こうを覗く!
GM:じゃあ、向こう側にはモンスターが見える。車輪を持った機械のようなモンスターが1体、緑色で体の大きなモンスターが1体と小さなモンスターが2体いるよ。
GM:ばれたなぁ。機械のようなモンスターははぐれゴーレム。こんなやつです。
オーガ一族って緑色だったのか……エイシー:ふんふん。あとは?
GM:緑色の大きいやつはオーガ。小さいやつはゴブリンと杖ゴブリンです。
そういって曲がり角の先、未踏のエリアにコマを動かそうとしたデニス。デニス:よし! 倒そうぜ!
バスター:壁の向こう側だよ? どうやって行くのかわかんないよ。
デニス:たぶんこっちだってー。
落とし穴を避けつつ、曲がり角を曲がったところで……ゼロ:待った! 先に罠をチェックしてもらおう。
デニス:そうだった!
バスター:GM、この先を探ってみます。(ころころ)足して、12!
GM:曲がり角に落とし穴があったよ。危なかったねぇ。
デニス:あぶねー!
GM:そこを曲がると、目の前にはモンスターたちが! はい戦闘!
ということで、4人に1回ずつヒット。それも防御判定の出目が悪く、全員が3分の1ほどHPを失ってしまいます。GM:攻撃する相手はダイスで決めよう。デニスが1、ゼロが2、バスターが3、エイシーが4。モンスターは4体いるから4回振るよ。(ころころ)1、(ころころ)2、(ころころ)3、(ころころ)4(笑)
バスター:(ころころ)わ~! 両方1!
GM:当たるわけないねぇ(にやにや)
エイシー:(こりゃまずいな……)俺どうしようか? 魔術で杖ゴブ攻撃してもなぁ……
デニス:回復したらどう?
エイシー:うーん、そうか。アイテム使って回復する手もあるか。
相変わらず発言がシビアだ……バスター:(ころころ)わー! 5点食らったから、残りHPは2!
ゼロ:やばい! 回復回復!
GM:自分のターンでやってねー。
態勢を整えるべくHPの回復を優先したバスター。バスター:もうやばい。僕はアイテム使って回復するね(かきかき)
そう、回復アイテムを持っているのはこの時点でゼロのみ。ゼロ:俺もやばいからなー。回復しよっかな。
デニス:俺もヤバイ!
ゼロ:そうなの? 俺のこりHPは4。
デニス:俺のこり2。
ゼロ:そっちのほうがやばいじゃん!(笑) 回復すれば?
デニス:アイテム持ってないよ。
ゼロ:お前なんで買ってないんだよーっ!(笑)
ゼロはそういいながらキャラクターシートを見比べはじめます。バスター:ゼロだけでも回復したら?
ゼロ:もちろん! いや、うーん……
この一撃で杖ゴブリンは気絶。ゼロ:うーん。いやいや……
デニス:どうしたの?
ゼロ:決めた。回復アイテムはデニスに使う。
バスター:なんで?
ゼロ:デニスのほうが攻撃力高い。そっちのほうが大事。
デニス:えー……いいの?
ゼロ:今は仕方ない。お前に回復アイテム使う!(かきかき)
デニス:……ありがとう! 代わりに俺が頑張る! 杖ゴブリンを攻撃ーっ!
続けて……デニス:あぶねーっ、回復してなければ死んでた! ほんとありがとう!
ゼロ:いいっていいって。
これがTRPGのダイスロール。GM:じゃあはぐれゴーレムの攻撃ね。一歩横に移動して、攻撃するのは……
デニス:俺攻撃して! 俺攻撃して!
GM:なんで?
デニス:ゼロは俺を回復してくれたんだから! ゼロがやられるのはおかしい!
GM:うーん、ここは今までどおりダイス振って決めるよ。1~3がデニス、4~6がゼロ。(ころころ)……あ、4。
一同:ゼロだーっ!
デニス:えーっ! それはだめーっ!
現在のHP4に対して、発生したダメージは……6点。GM:ゼロに魔術の12!
エイシー:防御のダイスしだいだねぇ。
ゼロ:振るよ。(ころころ)……あーっ!
一同:(……)
エイシー:これでゼロは気絶だね。
デニス:なんでーっ!
ゼロ:ざんねん……
デニス:ごめん! ごめんごめんごめんごめん! 俺のせいだ!
ゼロ:違う違う。
デニス:いや俺のせい! ごめん! 俺のせいで死なせた!
ゼロ:いや気絶だから!(爆笑)
責任を感じたデニスが狙うのは、ゼロを気絶させたのはぐれゴーレム……ですが、今目の前にいるのはオーガ。デニス:ゼロのかたきはうつ! 絶対俺が倒す!
敵が撤退して終了、という幕引きを狙っているようです。GM:はぐれゴーレムが2マス下に移動して終了。
しかし、ここで戦っても勝ち目はありません。デニス:俺が倒すの!
「前もそうだった」のは第1回で白いローブの男が撤退したことをさしています。前回はそれで依頼成功だったんだから、これはもう勝ったも同然じゃん! ということ。エイシー:逃げるか……まあ、手下はみんな倒されたわけだしね。
バスター:そっか、前もそうだったしね。向こうが負けたようなもんだね!
ここで思い出すのはセッション開始前の会話。GM:! じゃあそこで、ここに敵の援軍が現れる!
一同:援軍ーっ!?
エイシー:(あ、やべっ!)
GM:洞窟の出口から、弓ゴブリンが登場!
全員の予想を裏切ってあっけなく倒れた弓ゴブリン。バスター:(ころころ)あーっ! 6ゾロだーっ!
一同:すげーっ!
バスター:攻撃力は弓術の17!
GM:……ぴったり倒れたー!(笑)
相変わらず回復ルールにシビアなGMでしたが、ともかく意識を取り戻したゼロ。バスター:ゼロはすぐに目を覚ますの?
GM:HPが0だから……ご飯食べて6時間寝たら目を覚まして良いよ。
デニス:食べ物ちょうだい!(笑)
この後、村の人に事の顛末を報告。「一応、モンスターの撃退には成功した」ということで報酬をいただけることに。デニス:ごめん! ほんとにごめん!
ゼロ:良いけど、今度は回復アイテム買っとけよ!(笑)
デニス:くそー、ゴーレムに逃げられた。悔しい。
バスター:また今度出てくるかもしれないし。
デニス:あいつだけは絶対に俺が倒す!
コメントの投稿