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国府小学校#2 かんたんセッションの始まり!

さて、ついに国府小学校でもかんたんセッションの始まりです。
(更新が遅れてしまってすみません。)

国府小学校では参加者18人を3卓に分けることとしました。
ほくろん卓に来たのは次の6人。

 ラッシュ  (ファイター)
 レッドバーン(ファイター)
 ジェイソン (シーフ)
 シャウ   (シーフ)
 スペディオ (ウィザード)
 コバルト  (ウィザード)

使うシナリオは動物小学校と同じものです。

動物小学校よりもプレイ時間が短いため、駆け足で依頼人のシーンを演出。さっそく、モンスターがいるという小屋まで来たメンバーですが、

GM:どうする?
一同:うーん……
GM:(お、意見が出にくい空気)とりあえず扉がみんなには見えるねー。
スペディオ:扉……



ちょっと内気な子が多いような印象? ……というよりも、「とつぜん、状況を与えられて行動を”提案する”ということ自体に慣れていない」、「自分が率先してしゃべってしまって良いかどうか迷ってる?」ような感じです。

そこで、少し状況説明を詳しくしてあげることにします。「何があるか」がはっきりと意識されれば、「それに対してどうするか?」というアイディアも浮かびやすいと言うもの。

GM:小屋はボロボロで、ところどころ穴なんか空いてますねぇ。
スペディオ:……じゃあ、穴からのぞきたい!
GM:(よしよし)なるほど。良いけど、誰が行こうか?



スペディオ君は今回のメンバーの中では一番のアイディアマンなのですが、職業はウィザード。「探索はシーフの仕事だよね」ということを意識してもらうためにも、ここで「役割分担」を意識するよう促します。
(同時に、スペディオ君が出したアイディアを拾うことで、「アイディアをどんどん話して良いんだ!」というモデルになってもらいつつ、彼にも満足感を感じてもらえるよう声掛けをしています)

結果、シーフの2人とスペディオが3人でまず小屋に近づき、中の様子を伺うことに。
ここで、判定ルールの説明です。知覚の高いシャウが中の様子を確認し、無事に成功。

(中の様子は前回のシナリオシート参照。)

IMG_1380re_20100528043046.jpg


「裏口から行こうよ!」というジェイソンと待機組のコバルトがテレパシーしているのを指摘したり、スペディオが待機組を呼びに行ったりしたのちに、裏口へと到着。

GM:裏口は硬く縛られているので、体力で判定すればあけられますよ。誰がやる?
スペディオ:ファイターかな。
GM:せっかくなら体力が高いキャラクターが良いよね。
コバルト:(キャラクターシートをみて)レッドバーンが体力高い!
レッドバーン:よし! (ころころ)



ということで無事に中に入り、さっそくどこから探すかを相談します。

スペディオ:(棚の辺りを指して)こういうところはなんか怪しい。危ない。
GM:じゃあどこ行くかい?
シャウ:箱がつんであるところ見たい。
GM:シャウはこういってるけど、他のみんなはそれでいい?
一同:(なんとなくうなずく感じ)
GM:(むむむ、参加度が依然低いぞ)じゃあみんなで感覚で判定してみようか。


そして判定の結果、そこには……!

というところで、まさかの時間切れ。
やはり25分では厳しいか……と思いつつ、「次回は戦闘まで頑張ろうね!」とみんなで約束して、#2は終わったのでした。



ところで、他の卓はどうだったかと言うと。

○ 紙魚卓

 依頼のシーンにて、

GM(依頼人):どうか、助けてくれんかのう。
一同:(なんとなく頷く)

 やっぱり最初はロールプレイは難しいよね……
 と、ある6年生がいきなりロールプレイモードに突入。

ある6年生:「困っている人がいるなら、助けなければ!」

 おお、素晴らしい! と思っていた矢先、それに触発されたのか

ある4年生:「やっちまおうぜ!」

 いや、何をやっちまうんだ(笑)
 でも子どもたちからロールプレイが出てくるのは嬉しいことです。
 
 セッション自体は、小屋に入る前に終了。小屋を調べるのに盛り上がってしまったらしく、ひたすら「スリングで壁を壊す!」を宣言し続けた子もいたそうです(笑) 

○ 枯葉卓
 依頼人のシーンで、

GM(依頼人):(よぼよぼの演技で)「どうか助けれくれませんか?」
PL:……村長怪しくね?(笑)
PL:モンスターなんじゃない?

用心深いのは良いけど、深読みしすぎだ(笑)

 こちらも、神の像にはいたらずにセッションは終了。

 
 ということで、かんたんセッションとしては「時間切れ」の印象もありましたが、それはプレイ時間が短いクラブの宿命でもあります。
 みんなのキャラクターシートに「冒険回数・失敗:1回」を記録して、「少しでも中級に近づいたね!」ということで今回は終了です。

 いやー、楽しかった。

国府2-5



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プロフィール

ほくろん

Author:ほくろん
愛知県内にて青少年育成の指導者・アドバイザーをしつつ、TRPGやボードゲームの作成・普及啓発を行っております。

今となっては遠く離れ、それぞれに凝固している教育とあそびを、少しずつ暖めながら融和させていきます。

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登録名は『冒険王道』の著者名です。
(あくまで個人アカウントですので、ご承知置きください)