さて、ついに国府小学校でもかんたんセッションの始まりです。
(更新が遅れてしまってすみません。)
国府小学校では参加者18人を3卓に分けることとしました。
ほくろん卓に来たのは次の6人。
ラッシュ (ファイター)
レッドバーン(ファイター)
ジェイソン (シーフ)
シャウ (シーフ)
スペディオ (ウィザード)
コバルト (ウィザード)
使うシナリオは動物小学校と同じものです。
動物小学校よりもプレイ時間が短いため、駆け足で依頼人のシーンを演出。さっそく、モンスターがいるという小屋まで来たメンバーですが、
GM:どうする?
一同:うーん……
GM:(お、意見が出にくい空気)とりあえず扉がみんなには見えるねー。
スペディオ:扉……
ちょっと内気な子が多いような印象? ……というよりも、「とつぜん、状況を与えられて行動を”提案する”ということ自体に慣れていない」、「自分が率先してしゃべってしまって良いかどうか迷ってる?」ような感じです。
そこで、少し状況説明を詳しくしてあげることにします。「何があるか」がはっきりと意識されれば、「それに対してどうするか?」というアイディアも浮かびやすいと言うもの。
GM:小屋はボロボロで、ところどころ穴なんか空いてますねぇ。
スペディオ:……じゃあ、穴からのぞきたい!
GM:(よしよし)なるほど。良いけど、誰が行こうか?
スペディオ君は今回のメンバーの中では一番のアイディアマンなのですが、職業はウィザード。「探索はシーフの仕事だよね」ということを意識してもらうためにも、ここで「役割分担」を意識するよう促します。
(同時に、スペディオ君が出したアイディアを拾うことで、「アイディアをどんどん話して良いんだ!」というモデルになってもらいつつ、彼にも満足感を感じてもらえるよう声掛けをしています)
結果、シーフの2人とスペディオが3人でまず小屋に近づき、中の様子を伺うことに。
ここで、判定ルールの説明です。知覚の高いシャウが中の様子を確認し、無事に成功。
(中の様子は前回のシナリオシート参照。)

「裏口から行こうよ!」というジェイソンと待機組のコバルトがテレパシーしているのを指摘したり、スペディオが待機組を呼びに行ったりしたのちに、裏口へと到着。
GM:裏口は硬く縛られているので、体力で判定すればあけられますよ。誰がやる?
スペディオ:ファイターかな。
GM:せっかくなら体力が高いキャラクターが良いよね。
コバルト:(キャラクターシートをみて)レッドバーンが体力高い!
レッドバーン:よし! (ころころ)
ということで無事に中に入り、さっそくどこから探すかを相談します。
スペディオ:(棚の辺りを指して)こういうところはなんか怪しい。危ない。
GM:じゃあどこ行くかい?
シャウ:箱がつんであるところ見たい。
GM:シャウはこういってるけど、他のみんなはそれでいい?
一同:(なんとなくうなずく感じ)
GM:(むむむ、参加度が依然低いぞ)じゃあみんなで感覚で判定してみようか。
そして判定の結果、そこには……!
というところで、まさかの時間切れ。
やはり25分では厳しいか……と思いつつ、「次回は戦闘まで頑張ろうね!」とみんなで約束して、#2は終わったのでした。
ところで、他の卓はどうだったかと言うと。
○ 紙魚卓
依頼のシーンにて、
GM(依頼人):どうか、助けてくれんかのう。
一同:(なんとなく頷く)
やっぱり最初はロールプレイは難しいよね……
と、ある6年生がいきなりロールプレイモードに突入。
ある6年生:「困っている人がいるなら、助けなければ!」
おお、素晴らしい! と思っていた矢先、それに触発されたのか
ある4年生:「やっちまおうぜ!」
いや、何をやっちまうんだ(笑)
でも子どもたちからロールプレイが出てくるのは嬉しいことです。
セッション自体は、小屋に入る前に終了。小屋を調べるのに盛り上がってしまったらしく、ひたすら「スリングで壁を壊す!」を宣言し続けた子もいたそうです(笑)
○ 枯葉卓
依頼人のシーンで、
GM(依頼人):(よぼよぼの演技で)「どうか助けれくれませんか?」
PL:……村長怪しくね?(笑)
PL:モンスターなんじゃない?
用心深いのは良いけど、深読みしすぎだ(笑)
こちらも、神の像にはいたらずにセッションは終了。
ということで、かんたんセッションとしては「時間切れ」の印象もありましたが、それはプレイ時間が短いクラブの宿命でもあります。
みんなのキャラクターシートに「冒険回数・失敗:1回」を記録して、「少しでも中級に近づいたね!」ということで今回は終了です。
いやー、楽しかった。
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