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牛久保小学校#3ー4 セッション開始!

GM:皆さんは4人の冒険者仲間。今日も旅をしています。今はちょうど、森の中の道を歩いているところ。
レイチ:森?
GM:そう、森。そんなに深くないけどね。すると、少し遠くに……人が倒れているっ!


 ということで、シナリオ開始です。
 倒れていたのは商人の青年。隣町まで行く途中、この場所で何者かに教われて商品をすべて奪われてしまったというのです。
 「荷物を取り返してください!」という彼の頼みを引き受けた一行ですが……

GM:じゃ、どうする?
ルイス:荷物を取り返しに行く!
GM:うん。
一行:……
GM:……ど、どうするの? どっちに行くとかさ……?
一行:……
GM:「……あの、教われた後であっちの方に逃げたような物音がしたんですが……(南方の茂みをさす)」
ルイス:じゃあそっちに行く!
GM:おお。分かった。じゃあそのまま突っ込んで良いんだな?
ベジータ:待てよ! 罠調べてからだろ!


 ナイス慎重さだベジータ! 
 ……だが自然林に罠は無いと思うぞ。

 と思いながらも、ベジータの発案で行われた「罠探し判定」、ルイスの出目も良かったので情報をあげることにします。(「自分のアイディアが結果を生む」という楽しさを感じてもらえると良いかな? という思いも込めて。)

GM:じゃあね、この紙(A4)より大きいぐらいの足跡が見つかったよ。
レイチ:……オーガだー!!
ウォリーズ:オーガ?
レイチ:(ルルブを見せて)これこれ! 攻撃力やべー!
GM:こらこら、プレイヤーはデータを見ちゃいかんぞー。


 などと危険を感じながらも足跡追跡。全員で判定を行い、無事に怪しい洞窟の前まで辿り着きました。



 洞窟の前には見張りのゴブリンが1体。まだ気づかれていない冒険者たちは、どうやって見張りの気をそらすのかを考え始めます。

レイチ:よし、石を拾って遠くの方に投げよう。それで気を逸らせるはずだ!
GM:レイチが投げるってことで良いの?
ベジータ:待て、わざが高い人は?
レイチ:そっかー。じゃあ……


 と、シーフのルイスが投石し、無事にゴブリンの気を引くことに成功。この間に「隙をついて洞窟に入る」という作戦が決まりました。それにしても、見張りをみて、「とりあえず気をそらす!」その後で「どうする? → この隙に忍び込もう!」というあたりが子どもたちらしくて微笑ましい(笑)
 ここはもちろん全員が判定をする場面。体力で目標値8、という「ちょっと難しめ」の難易度設定を行った結果……

レイチ:……失敗したー!
GM:じゃあ、ゴブリンが君たちの方を向く! 「モガもが!」と言っているぞ。
ベジータ:なんて言ってるかさ、「知性」で分からない?
GM:(おお、自発的じゃないか。良いぞ良いぞ。)良いよ。判定する?
ベジータ:ウィザードのレイチが知性高い。レイチやれって。


 と、レイチが判定をしてゴブリン語を理解。

GM/ゴブ:「人間どもがきやしたぜー!」と言ってるぞ。
レイチ:やべー。どうする?
ウォリーズ:逃げよう!
GM:(む、慎重だな)どっちに逃げるの?
ルイス:洞窟の中に逃げよう!


 慎重なのかそれは。

 ということで一目散に逃亡を(敵の本拠地に向かって)始めた冒険者一行……
 果たして無事に出てくることができるでしょうか?

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プロフィール

ほくろん

Author:ほくろん
愛知県内にて青少年育成の指導者・アドバイザーをしつつ、TRPGやボードゲームの作成・普及啓発を行っております。

今となっては遠く離れ、それぞれに凝固している教育とあそびを、少しずつ暖めながら融和させていきます。

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登録名は『冒険王道』の著者名です。
(あくまで個人アカウントですので、ご承知置きください)