おーっと、また時間が空いてしまいました。ごめんなさい。
今日から、国府小学校#3のレポートをあげていこうとおもいます。
国府#3といえば、
ここの記事……ずいぶん時間が経ってしまいましたが、実は
心に残るプレイが生まれた名セッションです。
いつもの通り、おつきあいいただければと思います。
今回のダンジョンのテーマは「突入!」。
国府小学校#2の様子では、消極的な子が多い印象でした。そこで、「考えてる暇は無いぜ!」を強調し、スピード勝負のダンジョンアタックと充実感のある戦闘を遊ぼう! という方針です。
ということで、国府#3の報告は先にダンジョンの種あかしから始めましょう。
ポイント1:依頼場面で村人の窮状をアピール 「農業しか収入のない貧しい村の倉庫をゴブリンが荒らしている! このままでは村の唯一の収入源がなくなってしまう……!」
物語内容的にプレイヤーを焦らせよう! という作戦です。
ここはGMがロールプレイで村人の必死の願いを伝えます。各自、
GMの腕が問われるところです(笑)
ポイント2:タイムアタック 倉庫の中の食糧はスタート時<45単位>。これが現実時間の1分間に1単位ずつ減っていきます。クラブ活動は45分間なのでゼロになることはありません。しかし、子どもたちには、「時間がたてばたつほど、売り物になる野菜は減っていくよ」と伝えます。
ポイント3:恐怖の野菜カウンター ここで小道具を導入します。
漢字の小テストなどで子どもたちにはおなじみのタイマー! こちらは、子どもたちを
ゲーム的に焦らせるための道具です(笑)
なお、<45単位><1分間で1単位ずつ減っていく>という条件は言葉で伝えず、ただ
依頼を受けたら黙ってタイマーをスタートさせるだけです。
ポイント4:探索に時間がかからない これまでは「罠を調べどこから侵入するかを考える」ことが楽しいダンジョンを用意していました。対して今回は……入口は1つだけ、鍵は壊れている、窓は採光用の格子……さらには村の端っこにあるので、周囲は草っぱら。隠れる場所もありません。
どこを見ても
早く突入しなさいと書いてあるようなダンジョンです。
ポイント5:報酬のシステム 報酬は、「残った野菜を背負えるだけ」。しかし、村の窮状を考えると受け取るのもためらわれるでしょう。
……と、もしここで断った場合。フラグがぴきーんと成立し、真の報酬である
“いわくありげな古い剣”を貰うことができます(「村に伝わるものなのですが、私たち村人には使えるものではありませんで……」という感じでしょうか。)
「村が困っているのが分かっているのに、報酬はもらえません」と積極的なロールプレイをしてくれた子がいた場合、大きな達成感を得るでしょう。
……が、実際に言える子が出るかどうかはやってみないとわかりません(笑)。
(ちなみに、ゴブリンを使って荒らしを働いていた張本人・悪魔導士さんは、実はこの剣を探していたのでした。)
こんな狙いで作ってみた今回のダンジョン。
果たして子どもたちは狙い通りに動いてくれるのか!?
ということで、次回から現場の様子をお伝えしていきます。
では!
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