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国府小学校#3-2 さあセッションだ!

 さーてそんなシナリオ(前記事参照)を用意して会場に向かったスタッフ。
 今回は、紙魚先生にほくろん・枯葉・ろくの4人……なのですが、準備の都合でまずはほくろんと枯葉が会場へ。
 
 会場である図書室に着くと、既に子どもたちが集まり始めています。
 時間も無いことだし、会場が開く前に

ほくろん:忘れ物した人いるー?
数名:はーい!

 3回目にしてまだ忘れるかっ……!
 まあダイスはあとで何とかするとして、キャラクターシートが無いと遊べません。白紙のものを渡して……などとしていると紙魚先生&ろくも到着。無事に図書室に入ります。



 さーてここからはいつものとおりの卓分け、今回のメンバーは……
  レッドバーン(ファイター)
  シャウ(シーフ)
  スペディオ(ウィザード)
  ブルースター
  ブリードルイ
  ディアノーグ
 前回参加者3名を含む、6人体制。元気の良さそうな子も、おとなしそうな子も、入り混じってのパーティーです。
 (……と、今回はプレイヤーに自己紹介のメモとってもらったので、職業が分かりません……上3名は前回記録より。)
 
 さっそく、シナリオ開始。
 まずは依頼のシーン。ここはポイント①、「村人の困窮を伝える」ところ。
 GMであるほくろんのロールプレイ次第で、成功・失敗がはっきり分かれてしまいます。気合を入れて話をしなければいけません。
 よし……

GM:皆さんは冒険仲間、一緒に森を歩いています。すると、道の先に人が数人、座り込んで話している。神妙な様子だ。どうする?
レッドバーン:攻撃!


 こっちのロールプレイ以前の話じゃねぇかっ!(笑)

GM:良いのかーっ!?
シャウ:話聞こうよー。
レッドバーン:うん(きっぱり)
GM:(素直……ってことは、ウケ狙いか……)……じゃあ、皆さんが近付くと、中心にいるのは老人。周りには若者もいますが、怪我を負っているようです。「もしかして、皆さんは冒険者の方ですか?」
レッドバーン:そうだよ。
GM:「おお!」「助かった!」周りの若者は安心した様子でそんな話をしています。「お願いです、助けていただきたいことがあるのです……」

 この村は貧しく、農作物の出荷だけで食いつないでいる。その大切な収穫物の倉庫に、突然ゴブリンが現れたという。このままでは、村人たちの唯一の財産がゴブリンたちにあらされてしまう!

GM:「村の若者たちも抵抗を試みたが、この有様で……」「俺たちでは、もうどうしようもできないんだ!」 
シャウ:助けてあげようよ。
GM:「お願いできますか?」
ディアノーグ:困ってるの?
GM:「はい、とっても……」
ブルースター:良いんじゃない?
レッドバーン:うん。

 ということで、ポイント①の「困窮っぷり」は無事に伝わったようです。
 ちなみに、この場面では子どもたちから「報酬」とか「お金」という言葉は一言も出てきませんでした。うん、「人助け」というのを一番に考えてくれているのは、嬉しいぞ。

 依頼を受けた一行はすぐに倉庫に向かいます……
 と語るGMはおもむろにタイマーのスイッチをオン

レッドバーン:何それ?
GM:さあねー
ディアノーグ:あー! わかった、野菜だ!

 まあすぐバレますわな(笑)
  
 さて、倉庫に向かった一行を待ち受けていたのは……
 というところで、続きは次回とさせていただきます。

 では!
 


 



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プロフィール

ほくろん

Author:ほくろん
愛知県内にて青少年育成の指導者・アドバイザーをしつつ、TRPGやボードゲームの作成・普及啓発を行っております。

今となっては遠く離れ、それぞれに凝固している教育とあそびを、少しずつ暖めながら融和させていきます。

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登録名は『冒険王道』の著者名です。
(あくまで個人アカウントですので、ご承知置きください)