ほとんどが、コンピューターRPGを経験しているようです。ほくろん:みんなRPGって知ってる? ポケモンとか。やったことある人ー?
(数人):はーい
ほくろん:おお。あとドラクエとか?
ということで黒板プレイが始まります。ほくろん:でも今から遊ぶRPGにはテレビもDSも必要ありません! 代わりに必要なのは、一緒に遊ぶ友達と紙とペン……ですが、今からそれを黒板を使ってやってみたいと思います。
ここからが大切。子どもたちからできる限りの意見を引き出したい!ほくろん:さあみんなは深い森の中を歩いている。すると、先にこんな小屋が見える(黒板に書く)。君たちはここに……そうだな、さらわれた村長の娘を救い出すためにやってきたのだ!
子どもたち:(聞いている)
ほくろん:小屋の前にはこんな怪物が2体(ゴブの絵を張る)。見張りとして立っているようだが、やる気はなさそうだ。さあ、どうする?
「窓ってある?」「扉に鍵はかかってる?」などの質問に対して口頭で答えたのち、ほくろん:じゃあ思いつかないって言う人は、なんか僕に質問してみてください。「何がある?」とか、「ここはどう?」とかね。
と、TRPGの遊びかたをざっくり理解してもらいます。ほくろん:TRPGっていうのはね、こうやって「質問」して調べたり、「宣言」をして行動する遊びなんです。こうすれば、画面が無くても遊べるよね。
ということで子どもたちの意見を3つに分類し、「ファイター」「シーフ」「ウィザード」を説明。ここからはキャラクターメイクです。ほくろん:みんながゲームの世界に入ることはできないから、代わりに冒険してくれるキャラクターを作りましょう。
私の場合、リプレイを読んで自分でも遊びたい一心でしたから
イザ説明しようとすると入門者に難しい言い方になっていた気がします。
TRPGは【ゴッコ遊び】と説明される事も多いですが
最近私は『聞き手も参加する本の読み聞かせ』かもしれないとも思い始めています。
絵本ならば絵も有りますが枚数は限られていますし、絵が無い本も有ります。
それでも聞き手は読み手の話を聞いて場面を塑像して楽しむ所がTRPGみたいというか。
実は単に、TRPGを知らない大人に説明する時に
【ゴッコ遊び】よりも『本の読み聞かせ』の方が好感触になる気がするだけなのですけれどね。w
ダイスを使う所が賭博と誤解される話は都市伝説かもしれませんが、ありえない話でもないですし。