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サマースクール#1-3 プレイ開始!

 お盆が明けまして、ほくろんです。
 暑いですねー。

 気づけば終了から2週間が立ってしまいます、サマースクール#1のプレイ報告。
 前回は黒板プレイの様子をお届けしました。
 子どもたちがなんとなーくTRPGについて理解してくれたところで、卓分け・セッションの開始です。

 今回は(初参加の先生含めて)8人をほくろん・枯葉が分担。
 
  ラッシュ(ファイター)
  ディアノーグ(ファイター)
  シャアル(シーフ)
  マグナス(ウィザード)
 
 の4人がほくろん卓に配属となりました(ちなみに全員小学生です)。
 


sss-4.jpg

GM:皆さんが旅の途中、ある村に立ち寄ると……村人たちが村の広場に集まって話をしていますね。どうやら深刻そうです。
ディアノーグ:なになに?
GM:おう、聞きたいのか? 話を聞いてみるか?
ディアノーグ:うーん……。
GM:(……改めて聞かれると不安になるんだな……)まだ少し遠いからねー。声は聞こえないんだ。
マグナス:じゃあ、近づいてみる。
GM:村人のひとりが君たちに気がつくよ。「もしかして、冒険者の方々ですか!?」

 村人が一斉に冒険者たちを向く。
 その合間から一人の子どもがしゃがみ込んでいるのが見える。
 村人に囲まれて何かを話していたようだが、その目には涙が浮かんでいる。
 詳しく聞いてみると……

GM:どうやら、村の外れの古い小屋でかくれんぼをしていたら、他の子がいなくなっちゃったと言っているみたい。
ラッシュ:いなくなっちゃった?
GM:「みんなが小屋の中に隠れたら、その小屋に怖いおじさんとモンスターが入っていったの。僕はオニだったから外にいて、すぐに逃げてきたんだけど……」

 騒然とする村人たち。特に「小屋の中で隠れたままの子どもたち」の親は、心配でたまらない様子です。

 さあ、ここからが冒険者たちの仕事です。

 ということで、今回のシナリオはこんな感じ。


ss_sc_1_1.jpg

(いつものごとく、セッションの雰囲気で細部は変更しております。
 ちなみに、「A:盗賊の頭・B&C:ゴブリン族・D:盗賊ザコ」という布陣)


 実はこれ、このシナリオのバージョン違いとして考案されたものです。
 「急がないとマズい!」というシチュエーション、「モンスターを倒すだけではなく、物語上の判断を迫られる(野菜を受け取るか? or 子どもたちを気にしてくれるか?)」という課題……

 前回の野菜の件では子どもたちが大活躍を見せましたが、今回は果たして……?
 

 村で情報収集をしてみると、小屋のサイズなど基本情報のほか、

  「その小屋には昔、怪しい魔法使いが住み着いていた」
  「大人はほとんど近づかないが、普段はモンスターなどいないはず」

 (……という情報を出してあげるために、「今のうちに調べたいこととかない?」と何度か誘導をしまして……)
 情報をゲットした一行は、さっそく小屋へと向かいます。



 小屋は村はずれの荒野にあり、周りに隠れる場所は見つかりません。
 まずは正面に入口があり、

ディアノーグ:突入する! 突入!

 といっているのを周りが必死に抑えつつ(笑) シュアル(シーフ)が探索を試みます。
 すると、部屋の左側に窓(図中、窓2)が見つかります。
 中をのぞくシュアル。

GM:えーっと、こことここ(図中、AとD)に盗賊がいるよ。

 ……ここはサービスで敵の配置を教えてあげちゃいました。
(とかいって、箱の影になっているB・Cの存在は隠してるあたりはイジワル)

 しかし、中にいる盗賊からも気づかれる可能性があります。

GM:んー、では感覚で判定してみて?
シュアル:(ころころ)12!
GM:では、中にいる盗賊は君に気づいていないようだ。どうする?
マグナス:僕の魔法で窓は壊せない?
ディアノーグ:じゃあ窓から入る! 
GM:待て。窓は壊せるけど、ディアノーグの体はつっかえてしまいそう。少なくとも、その間に敵から攻撃されるね。
ディアノーグ:えー。
ラッシュ:窓を壊したら盗賊がそっちを見るかな?
GM:なるほど。じゃあ窓を魔法で壊して、気をそらすのはできそうだよ。
マグナス:そうしよう!
ディアノーグ:じゃあ俺は扉の影に隠れて待機してる。

 うーむ、ディアノーグは思いついたことをすべて言うなあ……
 と感心しているうちに配置が完了。シュアルは扉から距離を取って周囲を警戒しているという優秀っぷりです。

マグナス:魔法! どーん!
GM:じゃあ、どーん! 大きな音を立てて、窓が壊れた! すると、中にいる盗賊が窓の方に近づいていくのが見えるよ。
ディアノーグ:今だー! 突撃っ!


 ということで、盗賊の小屋に突入した一行。
 さあ、無事にモンスターを退治して子どもたちを助け出すことができるのか!?

 頼むから、依頼内容を忘れるんじゃないぞー!

 ということで、今回はこれまで!


 
 
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ほくろん

Author:ほくろん
愛知県内にて青少年育成の指導者・アドバイザーをしつつ、TRPGやボードゲームの作成・普及啓発を行っております。

今となっては遠く離れ、それぞれに凝固している教育とあそびを、少しずつ暖めながら融和させていきます。

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