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サマースクール#2 キャンペーン2話目

   sss-6.jpg

 ゴブリン(?)が見守る中、サマースクール第2回は始まります。
 
 第2回のテーマはキャンペーン。
 前回セッションで発見された謎の水晶球、そこに浮かび上がった塔。
 謎の建造物で彼らを、待ち構えているのは、果たして!?
 
 と、せっかくのキャンペーンなんですが、マグナス君(ウィザード)が今日はお休みのため……

  ディアノーグ(ファイター)
  ラッシュ(ファイター)
  シャアル(シーフ)
  ソフィー(ウィザード)

 と、ウィザードが交代です。
 (ちなみに、TRPG未経験の先生です……どきどき)



 さて、水晶に浮かび上がった怪しい塔。
 背後の風景を頼りに町の狩人から情報を聞き、その場所に向かった一行ですが……

GM:そこには石造りに見える建物がひとつ。大きめの1階立て、って感じかな。
ラッシュ:あれ、塔は?
ソフィー:崩れたのかな?
ラッシュ:なるほどー。
GM:さあどうしましょ?
シャアル:周りには何もない?

 シャアル君、シーフが板についてきましたね。
 周囲には何もなく、建物にも正面の入り口があるだけです。

ラッシュ:どうしよう?
シャアル:扉は開きそう?
GM:ノブもなければ取っ手もない。どうやってあければいいのかわからないねぇ。
ラッシュ:うーん。
ディアノーグ:俺、壁を登る!
GM:手をかける場所もない。難しいかな?
ディアノーグ:じゃあ扉を攻撃!どーん!(笑)
GM:まてまて、硬そうだから、ブロードソードの方が痛んじゃうかもよ。
ディアノーグ:えー。大丈夫だよー。
GM:どうかなぁ……(んん、強引だが進めたほうがよさそうだ……)よーし、じゃあこの辺にいる人は「感覚」で判定だ。

 その結果、扉の横に文字が彫られていた痕を発見。
 ウィザードのソフィーさんが読んでみると……

ソフィー:”地を這う生物に奇跡を起こす場所。その主であるしるしを示せ”?
GM:そうです。そう書いてある。
シャアル:わかった! 水晶球だ!
GM:水晶球を、どうする?
シャアル:水晶球であける!
GM:(行動宣言が惜しいなぁ……)あけるって、どうするのさ?
ラッシュ:扉に近づけてみたら?
シャアル:そうしよう。扉に近づける!
GM:(よしよし)じゃあ、石でできた扉がわずかに光を放ったかと思うと……

 重厚な扉が音を立てて開きます。
 その奥には、「教室の半分ぐらい」のサイズの部屋があって……


   SSS_SC_2_2.jpg

GM:なんというか、血なまぐさいにおいがします。
ラッシュ:どうしよう? この影になっている部分は何だろう? 調べられるかな?
GM:じゃあ、近づく?
ラッシュ:うー……、遠くからよく見てみたい。

 うんうん、慎重だねぇ。
 ここで判定をした結果、「鍵」が落ちていることがわかります。

ラッシュ:鍵だって。
ディアノーグ:取りに行く!

 おいっ!

ディアノーグ:大丈夫、俺が行くから!

 誰が行くかって問題じゃねぇ!(笑)

GM:じゃあ、ディアノーグがその鍵を取ろうと近づいた瞬間……全員、感覚で判定して?

 結果、ソフィーさんがもっとも高い達成値を出したため……

GM:ソフィーさん、天井から大きな重石がディアノーグめがけて落ちてきてますよ。
ソフィー:あぶなーい!
ディアノーグ:うわーっ!(笑)
GM:じゃあ、ソフィーさんがすぐに教えてくれたので、警戒することができた。ダメージを減らしてあげよう……(ころころ)4点だ。
ディアノーグ:まだ大丈夫だ。
GM:そうだな、左肩にごつんとあたった感じかな?
ディアノーグ:うわー、左腕が使えなくなっちゃう!
GM:(部位のルールは無いけど……まあ想像に任せよう)その重石にはチェーンがついていて、きりきりと巻き上げられていく。その下にはさっき見ていたシミがあって……ディアノーグには、それが人型をしていることがわかる。
一同:……
ディアノーグ:危なかった……



 魔法使いの古びた塔、そこはトラップが仕掛けられた危険なダンジョンだったのです。
 さあ、彼らは無事に生還できるでしょうか!?

 次回へ!







 

 
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プロフィール

ほくろん

Author:ほくろん
愛知県内にて青少年育成の指導者・アドバイザーをしつつ、TRPGやボードゲームの作成・普及啓発を行っております。

今となっては遠く離れ、それぞれに凝固している教育とあそびを、少しずつ暖めながら融和させていきます。

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登録名は『冒険王道』の著者名です。
(あくまで個人アカウントですので、ご承知置きください)