「TRPGってなんだろう?」
そんな風に思ってらっしゃる方にお送りします、国府小学校TRPGクラブのレポート。
読んでいただくだけで、「TRPGが分かる!」そして、「子どもたちに遊ばせたい!」そう思っていただけるものを目指してまいります。
ところで、肝心の
TRPGとは何か……? それを子どもたち相手にお話してきたのが、「国府小学校TRPGクラブ 第1回目」です。
今回はその様子を報告しながら、TRPGってどんな遊びなのか? ということをお伝えしたいと思います。

国府小学校TRPGクラブは設立3年目。
昨年度よりも多く、25人の子どもたちが参加してくれました。
このメンバーで1年間、TRPGという遊びをしていきます。
さて、TRPGの話をする……その前に。
TRPGクラブは「授業」のひとつ。他の授業と同じように、「始め」と「終わり」の挨拶があります。
このときに必ず
「手に持っているものを離しましょう」と声をかけ、全員が手を止めるまで待ちます。手に持っているものといえば、何よりも「サイコロ」です。
子どもたちにとっては、今日は楽しみにしていたクラブの初回。サイコロも用意してきました。とすると、どうしてもいじらずにはいられず、クラブが始まるまでコマのように回したり、意味もなく転がしたりしている子もいます。
それを止めて、「今からTRPGへの入門がスタートします」と区切りをつける。
そうすることで、必要な緊張感や集中力を持つことができ、結果的に短時間でこちらの伝えるべきことを伝えることができます。急いでいるときこそ、この一拍が大切。
こういった教育的な配慮は、国府小学校に勤務されている通称「紙魚先生」のお力。
国府小学校のTRPGクラブは、紙魚先生を中心に行われます。
さっそく、先生がお話される様子を見てみましょう。
ところで、「サイコロ?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
何に使うか、どう使うかは、機会を改めてご紹介します。
紙魚先生:みんなは、TRPGって知ってる?
児童たち:(わかりませーん、知りませーん、というこたえ)
紙魚先生:TRPGっていうのは、「テーブルトークRPG」という言葉です。「テーブル」は?
児童1 :はい! 机です。
紙魚先生:はい。じゃあ「トーク」は?
児童2 :話す-
紙魚先生:そうだね。じゃあRPGはみんな知ってる?
そう、プレステにもDSにもある、ゲームの一種ですね。
紙魚先生:「机」と言っても、みんなで囲んで座る「卓」のこと。「話す」っていうのは、自分の意見を主張するんじゃなくて、会話して意見を出し合うこと。「みんなで集まって話し合いながら遊ぶゲーム」。このクラブではそれをやります。
「
集まって話し合いながら遊ぶゲーム?」それも不思議に思われるでしょう。
もちろん、子どもたちも同じような様子です。
そこでゲームのイメージを掴むために、こんなものを用意しました。

ゲームの舞台となる「村」の地図です。
これは今年開発された新アイテム。冒険に使えそうな様々な場所が作られていて、子どもたちのシナリオ作りに役に立ってくれることが期待されています。
(シナリオ作りって……? と思われた方! それも追ってご紹介いたします)
紙魚先生:この村の北西側の森で、みんなの友達が行方不明になった。君たちが助けに行かなくちゃ! と探しに行くと、森の小屋の近くに怪しいモンスターを見つけた。

黒板には小屋とモンスター。
それらから少し離れた位置に「君(プレイヤー)」の位置が書き込まれます。
子どもたちはゲームの雰囲気に目がキラキラといった様子です。
紙魚先生:じゃあここからゲームの開始です。この状況、みんなならどうする?
子どもたちは先生の問いかけに、どう答えるでしょう?
その様子は次の記事でご紹介します。
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